コラム-大衆酒場俺流-札幌大通の大衆居酒屋

目次

大衆酒場俺流の成り立ちとこだわり

初めまして、大衆酒場俺流の中澤と申します。
今回は僕たちがどのように今の場所(大通西8丁目)で大衆酒場という業態をOPENさせたのかなど俺流の歴史をお話ししようと思います。

①大衆酒場俺流とは?

(株)アディッシュ・エージェントという広告代理店が経営する飲食店です。
弊社の強みは広告事業部・建築事業部があり、テナントの設計施行から広告まですべて自分たちでできることが強みでした。
そんな弊社が自社で店舗を作るためのこだわりは…

【人通りが多い場所でお店を出したい】

これだけでした。
通常なら『○○料理のお店をやりたい』から始める方が多いこの業界。しかしながら僕たちは何をするかは決めていないまま物件を探しました。
探し始めてから半年、札幌市中央区大通西5丁目8番地の昭和ビルのB1Fにとても良い物件情報が出てきました。

・地下鉄大通駅の1番出入口
・西側にあるためたくさんの利用者が通る
・ビジネスビルが多く30~50代のサラリーマンが多い
・昭和ビルというノスタルジーを感じさせる名前

このような条件から僕たちは《古き良き大衆酒場》を作ることに決めました。

②どのような大衆酒場を作るか?

飲食店に求められているものはなんなのか?
美味しいのは当たり前、誰もお金を払ってまでまずいものは食べたくないですよね。
では皆さんは飲食店に何を求めているのか?

・非日常の空間
・その土地や季節のもの
・特別感

なるほどなぁと思いつつもこれは《ハレの日》の飲み方。
それでは大衆酒場には何を求めているのだろかと考えると…

・安さ
・早さ
・多さ
・居心地の良さ

まさに僕が思う《ケの日》の飲み方じゃないですか!!

結果俺流が目指した大衆酒場は…

【旨い・安い・多い・早い・元気・笑顔】

これに決まりました!!
まさに俺流の方向性が決まったのです。

料理10品飲み放題120分2000円と書いているチラシ

③大衆酒場俺流のこだわり

オープン当初、実は札幌には大衆酒場がほとんどありませんでした。
大衆酒場 居酒屋 違いは何なのか?大衆酒場 ルールがあるのか?そもそも大衆酒場とは何なのか?をネットで調べると【値段が安く、料理も庶民的で楽しめる雰囲気の酒場】とあります。
でも本当にそうでしょうか?値段が安い居酒屋もあります。庶民的な料理?楽しめる雰囲気?今一つよくわからないなぁと思いさらに調べました。
東京では煮込み、大阪では串カツやもつ焼き、福岡では屋台など調べれば調べるほど地域によって全く違う大衆酒場がありました。
なぜそんなことになったのか?僕はどんどん大衆酒場にのめりこんでいきました。
そこで僕なりの一つの答えにたどり着きました。
それは…

【大衆酒場とはその土地の人たちと作り上げる文化】

そう考えると僕もその文化に触れてみたい!!いてもたってもいられず大衆酒場の聖地、浅草・上野に行ってみました。
するとどうでしょう!たくさんの大衆酒場が至る所にあるじゃないですか!!
浅草はホッピー横丁。生で飲めるホッピーや煮込み料理を堪能。
上野はアメ横。名店【大統領】をはじめたくさんの酒場にドブ漬けの瓶ビール。お酒が大好きな僕にとってそこはまさにパラダイスでした。
なによりも素晴らしいのは店員の活気。初めてのお客様へは『うちの店すごいでしょう!!』という気持ちが込められた『いらっしゃいませ!!』。常連のお客様には『こんばんわ!』『久しぶり!!』『今日も来たのかい!!』などその人に合わせた挨拶。
その後も赤羽の立ち飲み屋でおでんをつまみながらワンカップ、大阪はミナミで豚足やモツ串、串揚げなどを食べ、福岡の屋台や石川県の金沢おでんなど旅行先でたくさんの大衆酒場という文化に触れてきました。
全国各地の大衆酒場を体験すればするほど僕が強く思うことは…

『俺流という大衆酒場を札幌の文化にしたい』

これこそ俺流のこだわりです。

・ビールは北海道限定のサッポロクラシック生200円(税込220円)で缶ビール感覚で飲んでもらいたい
・当時まだメイン料理にする居酒屋がなかった北海道のソウルフードの【ザンギ】にこだわった酒場

そんな北海道らしい大衆酒場を地元の人たちが毎日でも飲める《ケの日》のお店。そしてそんな大衆文化をお客様と共に作り上げていくのが僕らのこだわりなのです。

次回は【二の丸の出店と町中華】も書いてみます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

札幌の大通にある大衆酒場俺流のツイッター

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